第18代 藤野 和男 校長
本校のホームページをご覧いただきありがとうございます。校長の藤野和男と申します。よろしくお願いいたします。
本校は昭和62年に開校し、今年で38年目を迎えます。飯塚市、嘉麻市、桂川町の3市町を通学区域とする県立特別支援学校です。小学部と中学部を設置し、知的障がいのある児童生徒に対して専門的な教育を行っています。令和6年度は、小学部102名、中学部53名、全校児童生徒数155名で新年度のスタートを切りました。
本校の校訓は、「なかよく はげむ 光の子」です。この校訓には、ふたつの意味が込められていると私は思います。
一つは、子供たちが思いやりをもって人と仲良くし、それぞれの目標に向かって日々努力しながら励んで光り輝いてほしいという思いです。そのために、子供たちが日々の学校生活で達成感を実感し、仲間と共に、たくましく生きる力を身に付けていくことができるよう、教育内容の充実に全職員で努めていきたいと思います。
いま一つは、一人一人の人としての尊厳が大切にされ、それぞれの持つ力を精一杯発揮でき、「生きることが光になる」共生社会づくりを目指していくという思いです。本校が地域の特別支援教育のセンターとしての機能を高め、学校と家庭及び関係機関が一体となって、障がいのある子供が地域で生きていく基盤づくりに資する教育活動を推進していきたいと思います。
4月8日の始業式では、子供たちに頑張ってほしいことを、二つ話しました。
一つは、「自分でできることを増やしましょう。」ということです。子供たちには、それぞれ「こんなことができるようになりたい」ということがあると思います。また、やってみたけれど、なかなかうまくできるようにならないということもあると思います。すぐにはできないかもしれませんが、練習や努力を続けることが大切です。あきらめず、練習や努力を続けてほしいという話をしました。
二つは、「先生や友達に助けてもらったり、わからないことを聞いたりできるようにしましょう。」ということです。一つ目と相反するように感じるかもしれませんが、うまくいかないときは、周りの人から助けてもらったり、わからないときには、先生や友達、家族に聞いたりすることも大切です。周りの人を頼りながら、「自分でできること」を増やしていってほしいという話をしました。
令和6年度も、新しい学級の友達や先生方と一緒に、たくさん勉強して、たくさん遊んで、元気に明るく学校生活を送ってほしいと思います。
結びに、開校35年を節目として、学校のマスコットキャラクター「やっしー」が誕生しました。今後様々な教育活動の場面で登場します。今後とも本校の教育活動への御支援、御協力を賜りますよう、重ねてお願い申し上げ、ご挨拶といたします。
令和6年4月
福岡県立嘉穂特別支援学校 校長 藤野 和男
本校マスコットキャラクター「やっしー」